

警備関連のシステム開発を得意とする第一システム開発の中でも、私はこの4年ほど、銀行等のATMコーナーを守り抜く警備機器の運用システムに携わってきました。システムの性質上、お客様のセキュリティ確保に直結する機密情報を扱いながらの作業となりますので、情報漏洩を防ぐべく細心の注意を払う必要があります。システムの根幹に関わる非常に大切な情報を扱うときなどには、周りの空気が張り詰めるほどの緊張感に包まれることもありますが、普通のエンジニアではなかなか経験できない重要な仕事だけに、大いなる魅力にあふれていると感じています。
コンピュータを扱う仕事である以上、ときには、どうあがいても処理できないバグの壁に悩まされることもあります。諦めて別の方法を探すのは簡単ですが、私個人としては粘り強く問題に向き合っていけば、全体がいい方向に進んでいくことの方が多いような気がしています。もちろん、自分一人だけで悩んでいては、いつまで経っても解決することはできません。しかし、チームのメンバーやお客様等と密に対話するように意識していくと、自分では思いも付かなかった新しい視点が生まれ、驚くほど簡単に問題が解決に向かい始めたりするんです。多くの仲間と協力しあってゴールに向かって走り続けられる点もまた、この仕事のひとつの醍醐味です。

コンピュータシステムを作り上げるプロセスは、設計などの上流工程と、製造やテスト段階の下流工程に大きく分けられます。多くのシステム開発会社は、一部工程に特化しているようですが、それだと部分的にしかシステムが見えないままなので、この仕事の面白みが半減してしまうのではないでしょうか。その点、当社では上流から下流までに至る一連の流れに携わることができるだけに、自分の頭で考えたシステムを、自分の手で作り上げる醍醐味をたっぷり味わえます。SEとしての総合力も、自然と養われる環境にあると思いますよ。
私自身は最近、さらに上の段階に進んでいます。ひとりのSEとして技術を発揮するというよりは、プロジェクトの管理者として顧客との折衝に臨んだり、部下の管理をしたりといったマネジメント業務の比重が大きくなっているんです。ALSOKがらみのプロジェクトは、大多数が全国規模の大規模案件です。重要なモノ作りの中心で活躍できることが、非常に面白いと感じています。

最近は既存業務と並行して、機械警備まわりの新しいプロジェクトにもかかわるようになっています。住宅やオフィスなどの現場で検知された侵入者情報は、いったんデータを管轄するセンターに集められ、そこから自動的に近隣にいる警備員に異常を伝えていくという仕組みになっているのですが、今回、新たにセンターのシステムをリニューアルすることになり、私はそのプロジェクト管理者に任命されました。現在は部下と共に設計を進めている真っ最中です。
いわばALSOKの業務の核となるシステムですので、要求される技術レベルは極めて高度なものになっています。完成までには数々の困難に直面するのは間違いありません。しかし、今回のプロジェクトでは、ALSOKのさらなる発展を促すべく、経営的側面からの新システムを提案することもできるので、期待感の方がはるかに大きいですね。おそらく今後はITコンサルタント的な色が強い仕事に入り込んでいくことになるでしょう。より大きなモノ作りをしていくための足がかりとして、しっかりと確実にこのプロジェクトを進めていきたいと思っています。